毛糸の「罪庫」を減らす・増やさない。余り糸の使い道と、1玉で完成する毛糸の選び方
「罪庫(ざいこ)」――つい買い集めてしまった毛糸の在庫を、編み物好きのあいだではそう呼ぶことがあります。気づけば箱がひとつ、またひとつ。今回は、罪庫を「減らす」アイデアと、これ以上「増やさない」毛糸の選び方をまとめました。
罪庫が増えてしまう理由
毛糸がたまっていくのには、だいたい決まった理由があります。
- 色違いでそろえたくなる:かわいい色を見つけると、つい何色も。
- 足りなくなるのが怖い:途中で糸が尽きると、同じ色を買い足しても染めのロットが違うことが。だから多めに買う。
- 編み終わりの半端な余り:捨てるには惜しい量が、少しずつ増えていく。
- 「いつか編む」糸:作品を決めないまま、糸だけが先に届く。
減らす:余り糸で編める小物
半端に残った糸は、小さな作品にするのがいちばんの近道です。
- コースター・鍋敷き:細編みでぐるぐる編むだけ。色を切り替えればボーダー柄に。
- シュシュ・ヘアゴム:ゴムに編みつけるだけで、少ない糸でも形になります。
- ブローチ・チャーム:モチーフを一枚編んでビーズを添えれば、ちょっとした贈り物に。
- あみぐるみ:小さなパーツは余り糸の得意分野。色をたくさん使うほど楽しい。
- モチーフをつなぐ:グラニースクエアを少しずつ編みためて、クッションやブランケットに。
- 引き揃え:細い糸どうしを2本以上合わせて編むと、太さも色の表情も変わります。
同じ太さの糸を集めると編み地がそろいやすくなります。太さの目安はこちらの記事もどうぞ。
増やさない:「1玉で完成する」毛糸を選ぶ
罪庫を増やさないいちばんの方法は、「1作品=1玉」で編める糸を選ぶこと。大玉やケーキヤーンには、こんな良さがあります。

- 半端な余りが出にくい:作品に必要な量が1玉に入っているので、買いすぎを防げます。
- 色のロットを気にしなくていい:同じ玉だから、途中で色味が変わる心配がありません。
- 糸をつなぐ手間が少ない:糸始末が減って、仕上がりもすっきり。
- 段染めなら配色もおまかせ:編むだけで色が移り変わるので、色をそろえるために何玉も買う必要がありません。
買う前にできること
- 先に編むものを決める:作品の必要量を確かめてから買うだけで、「いつか編む糸」は減ります。
- 手持ちの糸を写真で一覧に:スマホのアルバムにまとめておくと、お店で同じような色を買う失敗を防げます。
- 新しい糸はまず1玉:風合いや編み心地を確かめてから買い足しても遅くありません。
罪庫も、編む楽しみのひとつ。箱の中の糸が少しずつ作品に変わっていくのも、編み物ならではのうれしさです。





