編みうちわとは?毛糸で編む、日本の夏のあたらしい風物詩と作り方
パタパタとあおぐたびに、毛糸のやさしい風。編みうちわ(あみうちわ)は、かぎ針で編んだレースやお花のモチーフを、うちわ型のフレームに仕立てた、hoshiami の夏の手仕事です。実際にあおいで涼をとるのはもちろん、編み上がった一枚は壁や棚に飾って、インテリアとしても一年中楽しめます。
編みうちわとは
編みうちわとは、毛糸で編んだモチーフをうちわ型のフレームに編みつけて作る、手編みの工芸小物のことです。紙や竹のうちわとちがい、レース編みやお花モチーフの表情そのものが主役。季節のモチーフを選べば、夏をあおぐ道具としても、通年の飾りものとしても楽しめます。
うちわは、日本の夏の風物詩
うちわの歴史はとても古く、その原型は大陸から伝わったといわれています。やがて日本では、うちわをたたんで持ち運べるように工夫した「扇子(せんす)」も生まれました。あおいで風を起こすという素朴な道具は、千年以上ものあいだ、日本の暮らしのそばにありつづけてきたのです。
縁側での夕涼み、盆踊りの輪、花火大会の人ごみ、夏祭りの屋台のあいだを歩くとき——手元でパタパタとあおぐうちわは、日本の夏の情景に欠かせない存在でした。涼をとる道具でありながら、その一枚は「夏そのもの」を思い出させてくれます。
いまも各地に、職人の手仕事として受け継がれるうちわがあります。香川県の丸亀うちわ、京都の京うちわ、千葉県の房州うちわは「日本三大うちわ」として知られ、なかでも丸亀うちわは国内生産の大半を占めるといわれています。そんな夏の道具を、毛糸で編む——伝統の丸い形に、手編みのぬくもりと、自由な色あわせを重ねたのが編みうちわです。
なぜ、毛糸で編むのか
紙のうちわは、夏がすぎれば手放してしまうもの。けれど毛糸で編んだうちわには、いくつものうれしさがあります。
一年中、飾れる
桜・椿・フルーツなど、季節を映すモチーフ。編み上がった一枚は、そのままお部屋の壁飾りになります。
昭和レトロな佇まい
鉄製のフレームに編み地を合わせた姿は、どこか懐かしくて、あたらしい。棚の一角がふっと絵になります。
贈り物にも
あおぐ道具でありながら、飾れる手仕事。暑中見舞いや、ちょっとした季節の贈り物にも喜ばれます。
モチーフ編みの入り口に
小さなモチーフ一枚から完成するので、レース編み・モチーフ編みをはじめて試す練習にもぴったりです。
編みうちわの作り方(基本の流れ)
道具と毛糸がそろえば、作り方はとてもシンプル。基本は次の4ステップです。
- モチーフを編む——かぎ針で、レースやお花のモチーフを編みます。hoshiami のキットには編み図(一部は編み動画も)が付いているので、はじめての方も迷いません。
- フレームに編みつける——編んだモチーフを、うちわ型の鉄製フレームのふちに沿って編みつけ、しっかり固定します。ここで編みうちわの形になります。
- 持ち手をつける——フレームに持ち手を差し込みます。ぐらつきが気になるときは、接着剤を少量使うと安心して仕上げられます。
- 形を整えて仕上げ——全体の形を整えたら完成。鉄製フレームには錆び止めの保護油がついていることがあるので、使う前に乾いた布で軽く拭き取ってください。
用意するもの
毛糸/うちわフレーム・持ち手/かぎ針(2/0号など、糸に合った号数)/とじ針/お好みで手芸用接着剤。hoshiami のあみうちわキットなら、毛糸とフレーム・持ち手がセットになっています。かぎ針と接着剤だけご用意すれば、その日から編みはじめられます。




